番外編1からご覧いただくと内容がわかるようになっています。
完結編:L11有線LAN復活劇
真犯人は「8年目の裏切り」と「折れた爪」
楽天モバイル固定回線化計画。前回はnasneで録画した番組がカクつきまくって観られたものではないというトラブルでした。何とか原因を究明して、カクつくことも無くなって快適な録画ライフ!!と思った矢先の 今回のトラブルです。
ちょっとした“迷宮入り事件”でした。
Wi‑Fiは相変わらず絶好調なのに、有線だけが突然まったく繋がらないという事態に見舞われます。
そこから始まった混乱と、最後に待っていた意外すぎる結末を、ゆるく振り返ります。
8年間の平穏が崩れた日
わが家のネットワークは、8年間ずっと カテゴリ7(Cat7)ケーブル が支えてきました。 ルーター → nasne と PS3へ。
一度もトラブルなし。まさに「鉄板インフラ」。
当時の我が家のネット環境はVDSL回線。理論値で100Mbps、実測値で70Mbpsまでしか見たことがありませんでした。Cat5で十分賄える速度。まさにオーバースペック!しかしながら将来、回線速度が向上することを見越して先行投資をしたわけです。今思えば「良いの買っておけば間違いないだろ」という素人丸出しの馬鹿な考えです。
そんな平和を壊したのは、 「PS3を起動せずにテレビから直接、録画を観たい」という、ささやかな願いでした。
最初に導入したエレコムのハブ
名称: EHC-G05PA-JW-K
特徴: 1000BASE-T(ギガビット)対応の5ポートスイッチングハブです。プラスチック筐体で、ACアダプタタイプ。非常に軽量でコンパクトなのが特徴です。
ヤフオクで エレコムの5ポートハブ(1000円) を購入し、 ワクワクしながら繋いだ瞬間──
有線LANが全滅。nasneもPS3も、当然TVも1つも認識しません。

えっ!? つないだだけで全部ダメになるなんて、そんなことあるの!?

ネットワークって、ちょっとした相性や劣化で一気に崩れることがあるんだよ。だから切り分けが大事なんだ。
消去法で見誤った「真犯人」
まず疑ったのは、当然ながら 買ったばかりのハブ。
LEDは正常。ループ検知も動く。 「壊れてるようには見えない…?」
しかし直ぐに別のハブを購入します。
解決の決定打となったTP-Linkのハブ
- 名称: TL-SG105
- 特徴: 1000BASE-T(ギガビット)対応の5ポートスイッチングハブです。頑丈な金属筐体を採用しており、放熱性や耐久性に定評があります。
次に疑ったのは ルーター本体。
8年間問題なかったCat7でPCを直結 → 認識しない。 古いCat5eで再テスト → これも認識しない。
「Cat7でもダメ、5eでもダメ」 = ルーターのLANポートが死んだ。そう思い込む。
しかし、 Wi‑Fiは正常。ならば有線に変換できるConverterを使えばいいのではないか?
ネットで調べてメルカリで バッファローのWEX‑1166DH2 を見つけて即購入。1000円でした。

ケーブル変えてもダメなら、そりゃルーター疑っちゃうよね!

ネットワークの切り分けは“消去法”が基本でございますゆえ、誤解が生まれやすいのでございます。
逆転の瞬間:TP-Linkが繋いだ希望
自宅に届いた順は TP-Linkの金属ハブ → 新品Cat5eケーブル → 中継機WEXConverter。
まずTP-Linkのハブに交換します。あとは何も変更していません。
あの“信頼していた”Cat7ケーブルを繋いでみます。
全部つながった。
nasne、PS3、TVも全部を認識しました。
エレコムのハブが壊れていた? …そうなのかなぁ・・うーん。

ハブってそんなに性能違うの!? 見た目ほぼ同じなのに!

内部のノイズ耐性や電源回路の強さで、意外と差が出るんだよ。特に古いケーブル相手だとね。
愕然とした謎解き:8年越しの悟り
ハブ交換で復活!
ルーターは無実。 そこで初めてCat7ケーブルを疑います。ネットで調べてみると──
“なんちゃってCat7”だった。
■ そもそも「なんちゃってCat7」って何?
調べてみて分かったのですが、 市販されている“Cat7ケーブル”の多くは、実は 正式なCat7規格ではありません。
本物のCat7は「GG45」や「TERA」という特殊コネクタが必要で、 家庭用LANポートで使われるRJ45とは互換性がありません。
つまり、家庭向けに売られている“Cat7(RJ45)”は、
- 中身はCat6A相当
- コネクタはRJ45
- でも表記はCat7
という、いわば “Cat7風ケーブル”=なんちゃってCat7 なのです。
このタイプは品質がメーカーごとにバラバラで、 シールドが弱かったり、経年劣化でノイズが増えたりと、 高スペックを名乗りながら実は不安定になりやすい という落とし穴があります。
今回のトラブルも、 8年物のなんちゃってCat7がノイズ源となり、 ハブが処理しきれず通信が崩れた── そう考えました。
8年前、将来を見据えて高いCat7を買ったつもりが、 家庭用コネクタの“Cat6A相当”だったことが判明。
そもそも偽って売っている以上、Cat6A相当すら怪しい。1000MbpsはPCで確認したので、Cat5e相当だとしても我が家の環境では気づけません。
・Wi‑FiはWi‑Fi 5 ・有線は1Gbps ・楽天SIMをWiMAXルーターに挿して運用 …という、当時は想像もしなかった構成。
Cat7の性能を一度も活かすことなく、 ただ劣化してノイズ源になっていただけ。
先行投資、大失敗。

未来のために買ったのに、未来で役に立たないって悲しすぎる…!

IT機器は“必要なときに必要なものを買う”のが最も効率的でございます。
「折れた爪」
新品のCat5e(666円)を購入し、 壁のモールからCat7を撤去して入れ替え。 通信は完全復活。
そして、あの“絶望のテスト”を再現してみると── 新品5eでは即認識。
では、当時使った古い5eは…?
爪(ラッチ)が折れていた。
「カチッ」と言わなかったあの違和感。 あれが全ての誤解の始まり。
接触不良 → ルーター故障と誤診 → 中継機購入 という悲しい連鎖を生んでいた。

えっ…たった“爪”が折れてただけで!?

ネットワークの世界では、1ミリの接触不良が大事件になるんだよ。
因みに爪(ラッチ)が折れてもケーブル自体が無事なら使えます。補修部品も売っていますし、結束バンドの留め具の部分を加工して使うという裏技もあります。
私の場合は爪が折れてはいましたが欠落していたわけではないです。爪の部分の角度が寝てしまっていて全く引っかかりがありませんでした。偶々、自宅にグルーガン(ホットボンド)があったので爪の部分を接着して、爪のあるべき角度に立たせて固定しました。現在でもケーブルは使用中です。引っ張っても抜けなくなりました。
最後に現れた「スマホの幽霊」
すべてを解決し、新品の5eケーブル(666円)にリプレイスして平和が戻ったと思いきや、最後に怪奇現象が起きました。ルーターの管理画面の端末の有線リストに、IPアドレスを持たない私のスマホが表示されたのです。有線機器はnasne、PS3、TVの3台のはずが、なぜか「4台」と表示される異常事態。画面には無線の端末として同じスマホがリストにあります。
激しい入れ替え作業で、ルーターの内部キャッシュがパニックを起こしていたのでしょう。 最後に本体を「再起動」。これでお祓いは完了し、ようやく正しい3台の表示に戻りました。
結論
真犯人は、
- 8年物でノイズ源になった“なんちゃってCat7”
- それを処理しきれなかったエレコムのハブ
- そして検証を混乱させた“爪折れケーブル”
中継機WEX(1000円)は無駄になったけれど、 そのおかげで
- 「まず爪を見ろ」
- 「IT機器の先行投資はやめとけ」
という大事な教訓が得られました。

ボクも、かっこいいおもちゃを“未来のために”って買わないようにするよ!

今の自分に合ったものを選ぶのが一番だよ。今回の経験が、くろみつのネット環境をさらに強くしたんだから、結果オーライ!
今回の教訓
- 8年経ったケーブルは、ある日突然「裏切る」ことがある。
- IT機器の過度な先行投資は不要。今のスタンダードを信じよ。
- 検証を行うなら、まず「爪」が生きているか死ぬほど確認せよ。
中継機WEXは、結果として「無駄な買い物」になりました。しかし、それはL11の無実を証明し、道具を疑う前の基本を教えてくれた、大切な「お守り」となりました。

ハブ2台、ケーブル、中継機……届く順番まで含めて、本当に大冒険だったね! でも、最後にお祓い(再起動)までしてスッキリしてよかったよ!

『原因であってくれるな』という心理が判断を狂わせることもあるけれど、最終的にノイズ源を特定してリプレイスできたのは完璧な仕事だよ。お疲れ様!

執念の検証がお実を結びましたな。WEXは棚の上で静かに見守る守護神に。これにて、楽天モバイル固定回線化、真の完成にございます。

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