楽天モバイル固定回線化計画 導入実践記＿3.開通･設置編

開通･設定編では、SIMカード挿入､ホームルーターの設定､設置場所決め、設定直後のスピードテストまでを記しています｡試行錯誤編と端末･回線準備編と続けて御覧ください｡

📦 Speed Wi-Fi HOME 5G L11のスペック

• メーカー：ZTE Corporation
• サイズ：幅70 × 高さ182 × 奥行124mm
• 重量：約599g
• 対応通信方式：5G（Sub6）／4G LTE／WiMAX 2+
• 最大通信速度：下り最大2.7Gbps／上り最大183Mbps
• Wi-Fi規格：IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax（Wi-Fi 6対応）
• 最大接続台数：30台
• LANポート：2口（有線LAN最大1Gbps）
• SIMカード：nanoSIM対応
• セキュリティ：WPA3対応

💡 SIMカードの挿入

• 楽天モバイルのnanoSIMをルーター底面のスロットに差し込み。

⚙️ ブラウザでの設定手順

1. 電源投入とWi-Fi接続
   • SIMカードを挿入し、ACアダプタを接続して電源オン。
   • スマホやPCをL11のWi-Fiに接続（SSIDと暗号化キーは底面に記載）
2. 設定画面にアクセス
   • ブラウザで「http://192.168.0.1」にアクセス。
   • 底面記載の4桁パスワードでログイン。
3. APN設定
   • プロファイル名：rakuten
   • APN：rakuten.jp
   • 認証方式：CHAP
   • ユーザー名／パスワード：空欄
   • IPタイプ：IPv4/IPv6

🔧 初期設定のカスタマイズ

• スマホ用 で「推奨位置」を確認 → 電波強度は S評価。
• 初期パスワードを変更し、SSIDもオリジナルに変更。

📊 実測速度（Googleスピードテスト／16:45時点）

• 下り：174.4Mbps
• 上り：69.3Mbps
• レイテンシ：2ms
• サーバー：Tokyo

🎥 余談：PS3＋torne＋nasneの録画環境（くろみつの家の場合）

わらび「」

くろみつ宅では、PS3＋torne＋nasneを組み合わせた録画環境が今も現役で稼働中。以下がその構成と役割｡

• PS3：HDD容量160GB。古いゲーム機ながら、録画操作の中核を担う。
• torne（トルネ）：PS3発売当初に登場した専用周辺機器型の地デジチューナー。USB接続でPS3に繋ぎ、録画・視聴・番組表操作を可能にする。ソフトウェアではなく、物理的なハードウェアとして提供されたのが特徴。
• nasne（ナスネ）：1TBの内蔵HDDに加え、2TBの外付けHDDを増設。地上/BS/CSデジタル放送対応のネットワークレコーダーで、torneと連携して録画番組の保存・再生を担う。スマホアプリから録画予約が出来るようになったのはnasneのおかげ｡LAN接続が必須で、映像出力はネットワーク経由のみ。

この構成により、2番組同時録画が可能で、家庭内の映像環境を支えています｡PS3を介して動作するソフトウェアとしてのtorneもUIが非常に優秀で、サクサク動作します｡なお、nasneは有線接続が必須。PS3も無線接続は可能だが、古い規格のため速度が出ず、録画・再生時にブロックノイズや音声途切れが発生。そのため、こちらも有線接続が必須となっている。

ルーターの設置位置は、これら機器との距離やLANケーブルの長さを考慮した結果、決定されました。

🏠 設置場所の試行錯誤

• 最初は窓際に置いたが電波が弱く、家の中を移動。
• 最終的に リビング中央の壁際PCデスク上の小引き出しの上（床から85cmの高さ） に設置。
• 理由：電源が近い／LANポートからnasneとPS3に接続可能／LANケーブルの長さに合致（5m×2）。

✨ まとめ

• SIM挿入 → 設定 → 推奨位置確認 → 設置場所決定まで完了。
• 実測速度も十分で、楽天モバイル固定回線化は成功。
• 余談ながら、録画環境（PS3＋torne＋nasne）が設置位置の合理性を後押し。

🔮 次回予告

次回は“長期運用レビュー編”。固定回線化の真価が、いよいよ明らかになります｡

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